〜ファンタジー小説30のお題〜

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『6:焚き火』

<番外編:第一回、反省会>

作者 「突然ですが、 『焚き火』 を囲んで、主要キャラクターによる第一回反省会を開催したいと思います。司会進行役を勤めさせて頂きます、作者の樹桜鈴です」
アベル 「こういうのって、普通、連載終了後にするもんじゃないの?」
作者 「私の 『焚き火』 のイメージは、 『焼き芋』 か、 『皆で火を囲んでわいわい会話』 なので、苦情は受け付けません」
ブライト 「我が居ても、部族の者達は大丈夫なのか?」
作者 「細かいことは、気にしない、気にしない」

 ちなみに、ブライトの周りは柵で囲まれている。念のため。

作者 「テーマは、 『キャラクター達に魅力が無いのは何故か?』 です」
アベル 「それは単に作者の表現力不足じゃないの?」
作者 「シャーラップ。一人ひとり、評価を伝えます」

 がさごそ(←評価用紙を開けた音)

作者 「まずは主役アベル。セリナの甘えた行動が可愛く見えるかなと邪険にさせてみたら、単にイジの悪い兄ちゃんになってしまった」
アベル 「おいこら!」
作者 「次はブライト。全然迫力が無い……」
ブライト 「我は優しいぞ?」
作者 「セリナ。子供口調に反して知性溢れる少女、の予定が、変な口調のちゃっかり姉ちゃんになってしまった」
セリナ 「てへっ」
アベル 「いや、褒められてないから」
作者 「族長チチ、良い人的セリフが多過ぎた。道徳本の失敗版みたい」
族長チチ 「……コメントは差し控えておく」
作者 「ルーカスも、人が良過ぎ。個性に欠けている、かも」
ルーカス 「俺は、自分の芸術作品の評価を聞きたい……」
作者 「ミーナ、キャラが重いぞ。神秘的な人にしたかったのに。う〜ん。」
ミーナ 「しくしくしくしく」
作者 「タリア、書きやすいキャラクターになったぞ。よし、今度、主役に使おう」
タリア 「やった〜♪」
族長チチ 「お、初めて作者から前向きな言葉がでたな」
ブライト 「魅力不足の原因解明はできたか? 解決策はあるのか?」
アベル 「原因は表現力不足。だから簡単には解決しないって」
ルーカス 「要勉強。他作家さん優良作品を読む」
作者 「むきーーー!」
族長チチ 「しかし、本当のお題は 『焚き火』 だったのでは……」
ミーナ 「吉! 焼き芋ができました♪」
セリナ 「美味し〜ですぅ♪」
タリア 「一杯でいいの。飲みたいわ〜♪」
ブライト 「これで反省会になっておるのか?」
アベル 「さあ?」

こうして。
『焚き火』 を囲んで話し込み、夜は更けていった……。

<反省会 『6:焚き火』 完>


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