〜ファンタジー小説30のお題〜
<番外編:第一回、反省会>
作者 | 「突然ですが、 『焚き火』 を囲んで、主要キャラクターによる第一回反省会を開催したいと思います。司会進行役を勤めさせて頂きます、作者の樹桜鈴です」 |
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アベル | 「こういうのって、普通、連載終了後にするもんじゃないの?」 |
作者 | 「私の 『焚き火』 のイメージは、 『焼き芋』 か、 『皆で火を囲んでわいわい会話』 なので、苦情は受け付けません」 |
ブライト | 「我が居ても、部族の者達は大丈夫なのか?」 |
作者 | 「細かいことは、気にしない、気にしない」 |
ちなみに、ブライトの周りは柵で囲まれている。念のため。
作者 | 「テーマは、 『キャラクター達に魅力が無いのは何故か?』 です」 |
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アベル | 「それは単に作者の表現力不足じゃないの?」 |
作者 | 「シャーラップ。一人ひとり、評価を伝えます」 |
がさごそ(←評価用紙を開けた音)
作者 | 「まずは主役アベル。セリナの甘えた行動が可愛く見えるかなと邪険にさせてみたら、単にイジの悪い兄ちゃんになってしまった」 |
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アベル | 「おいこら!」 |
作者 | 「次はブライト。全然迫力が無い……」 |
ブライト | 「我は優しいぞ?」 |
作者 | 「セリナ。子供口調に反して知性溢れる少女、の予定が、変な口調のちゃっかり姉ちゃんになってしまった」 |
セリナ | 「てへっ」 |
アベル | 「いや、褒められてないから」 |
作者 | 「族長チチ、良い人的セリフが多過ぎた。道徳本の失敗版みたい」 |
族長チチ | 「……コメントは差し控えておく」 |
作者 | 「ルーカスも、人が良過ぎ。個性に欠けている、かも」 |
ルーカス | 「俺は、自分の芸術作品の評価を聞きたい……」 |
作者 | 「ミーナ、キャラが重いぞ。神秘的な人にしたかったのに。う〜ん。」 |
ミーナ | 「しくしくしくしく」 |
作者 | 「タリア、書きやすいキャラクターになったぞ。よし、今度、主役に使おう」 |
タリア | 「やった〜♪」 |
族長チチ | 「お、初めて作者から前向きな言葉がでたな」 |
ブライト | 「魅力不足の原因解明はできたか? 解決策はあるのか?」 |
アベル | 「原因は表現力不足。だから簡単には解決しないって」 |
ルーカス | 「要勉強。他作家さん優良作品を読む」 |
作者 | 「むきーーー!」 |
族長チチ | 「しかし、本当のお題は 『焚き火』 だったのでは……」 |
ミーナ | 「吉! 焼き芋ができました♪」 |
セリナ | 「美味し〜ですぅ♪」 |
タリア | 「一杯でいいの。飲みたいわ〜♪」 |
ブライト | 「これで反省会になっておるのか?」 |
アベル | 「さあ?」 |
こうして。
『焚き火』 を囲んで話し込み、夜は更けていった……。
<反省会 『6:焚き火』 完>